本文へスキップ

学校,地域が手を取り合って子どもたちの成長を見守ります。

電話でのお問い合わせはTEL.086-252-2251

〒700-0016 岡山県岡山市北区伊島町一丁目6番6号

140年の歴史と伝統をつなぐ

 本校は,明治七年に設立され,平成26年度に創立140周年を迎えました。自分の母校の歴史に思いを馳せ,将来その歴史と伝統をつないでいく地域の一員となって欲しいという願いから,その年の運動会や学習発表会などは創立140周年記念行事として行われました。今年度は、創立149周年を迎えます。伊島学区の地域のみなさまによる伊島小学校を大事に思うお気持ちと,保護者のみなさまによる学校への温かいご支援と,教職員や子どもたちのがんばりと,多くの方々のご尽力によって,ふるさとの学校として歩んできた147年という時の流れの重みを,私たち教職員はしっかりと受けとめ,伊島ならではの素晴らしい伝統を受け継ぎ,保護者のみなさまや地域のみなさまとともに,一歩一歩,前へ前へと道をつないでいきたいと思います。
 そして,伊島の子どもたちが,仲間とともに力を合わせて,笑顔あふれる学校生活が送れるように,また,もっている素晴らしい力をさらに伸ばしていけるように,教職員一同いっしょうけんめいによりよい教育を推進してまいります。今年度もどうぞよろしくお願い申し上げます。

今年度の学校教育目標目標イメージ

心豊かにたくましく、未来を拓く子どもの育成

めざす子ども像

 ○つよく・・・つよい子(健やかな心と体)

 ○ただしく・・・かしこい子(確かな学力)

 ○あたたかく・・・あたたかい子(豊かな心)


 三子教訓状が基になって造られたとされる三矢の教え(さんしのおしえ)と呼ばれる逸話は,「毛利元就の三本の矢の教え」として有名です。晩年の元就が病床に伏していたある日,隆元・元春・隆景の3人の息子が枕許に呼び出されました。元就はまず1本の矢を取って折って見せます。続いて矢を3本束ねて折ろうとしますが,これは折る事ができませんでした。そして元就は「1本の矢では簡単に折れるが,3本まとめると容易に折れないので,3人共々がよく結束して毛利家を守って欲しい」と告げ,息子たちは必ずこの教えに従う事を誓ったという話です。
 伊島小学校の南門を入るとすぐにこの石碑が,また正面玄関を入るとすぐに掛け軸に書かれた立派な「三矢の訓」という書が目に入ります。校長室にもこの書があります。伊島小学校は,明治7年9月に上伊福・上出石・南方を区域として「伊福小学校」が設立されたのが始まりです。その後,明治23年に伊島・御野・石井の3か村組合尋常小学校となり,明治28年に「伊島尋常小学校」と改称されています。伊島小学校の「三矢」とは,伊島・御野・石井と呼ばれた3つの村が協力して学校を建てたことから,3つの村を「三本の矢」に見立てて,互いに力を合わせて,子どもたちを育てていきましょうという思いを「三矢の訓」として,今日まで伝えられているそうです。
 岡山市では,平成19年に施行された「岡山っ子育成条例」により,家庭と学校と地域社会が協働して市民協働による自立する子どもの育成を推進することをめざしています。この家庭・学校・地域社会もまた「三矢」と言えます。
 明治の時代から脈々と受け継がれてきた「三矢の訓」(さんしのおしえ)を大事にしながら,歴史と伝統のある伊島小学校の教育を推進してまいりたいと思います。






             
 

(本校玄関にある書)