令和5年度  学校長あいさつ

     

      

     




  岡山市立旭竜小学校
                                                   校長 友田 雅人 (ともだ まさと)

        


  令和5年度、旭竜小学校は、創立47年目の年を迎えました。
   
 
 4月12日の入学式にて、新1年生27名を迎え、全校児童145名がそろいました。

  今年度も、子どもたちは、入学・進級の喜びに胸躍らせ、元気よくスタートを切ったところです。

  本校の学校教育目標は、次の通りです

      ★ 学校教育目標 「わたしがすき あなたがすき みんなかがやく旭竜っ子」

  昨年度、1学期には「わたしがすき」「自己肯定感の育成」と捉え、あいさつ運動を中心に据え
 「やればできる自分」に多くの場面で出会うことができるように導いてきました。

  2学期には「あなたがすき」に取り組みました
  自己肯定感(自尊感情)が、育った子どもたちは、自ずと周りの人たち(友達)を大切にできる
 「思いやりの心」を表現できると考え、「人とのかかわり」に視点を置いた指導を重ねました。

  そして、仕上げの
3学期「かがやく子」です。「旭竜かがやきプロジェクト」と位置づけ、
 クロームブック(一人一台端末)を通じて、「かがやくためにできること」を「校長先生のページ」に
 投稿してもらいながら、学習場面、生活場面における子どもたちの
「自己実現の姿」を追い求めてきま
 した。

  しかし、令和4年度の子どもたちの声は、決して学校生活に満足しているという声ばかりではありま
 せんでした。
  「私は学校に行くのが楽しい。」
  「私は、学校の授業は分かりやすく楽しい。」
 というアンケートに対し、肯定的な回答が、いずれも75%程度という結果にとどまったのです。
  これは、四人に一人の子どもたちから「学校があまり楽しくないな。授業もあまり楽しくないな。」
 というメッセ
ージを送られたと受け止められます。

  今現在の子どもたちの意識は、どうか分かりませんが、このままではいけないという危機感を抱いて
 いるところです。
  学校が楽しい!授業(勉強)が楽しい!という子どもたちの感情は、私たち学校職員が、最も大切に
 育てたい感情であると言っても過言ではありません。変化が激しい今の時代だからこそ、子どもたちの
 ニーズに応えられる学校でありたいと考えております。


  そこで、1学期の始業式(4月7日)に、子どもたちに向けて、アンケート結果を伝えた上で、令和
 5年度の旭竜小学校の「合い言葉」について話しました。

 ★ 令和5年度旭竜小学校の「合い言葉」
    
「学校大すき ・ 友達大すき ・ 勉強(授業)大すき」

  これら3つの要素を支えるものは、一つに限られたものではありません。全員共通でもなければ、場
 面、場面で大すきになるきっかけも、大きさも種類も異なります。
  私たち教職員も、手探り状態ではありますが、子どもたちの声に耳を傾けながら、その子、その子に
 とっての「大すき」を重ね、積み上げ続けていきたいと思います。

  さらに、この教育実践を進めるに当たり、欠かせないものがあることを全職員で共有しています。
  それは、
   
「信頼感」の構築を前提とする、ということです。

  
子どもたちとの「信頼感」が前提になければ、教育は成り立ちません。

  そして、
保護者の皆様との「信頼感」の構築も不可欠です。
  職員は皆、保護者の皆様と、お子様をどのように、どのような方向へ導いたらよいかについて、一緒
 に考え、共通の方向性、共通の願いをもって指導に当たりたいと考えています。
  
ぜひ、お子様のより良い成長のために、担任の声を受け止め、保護者としての思いを伝え、思いや願
 いを擦り合わせながら、一致点を見出し、同じ方向を向いて進める協働の教育にお力をお貸しください。


  令和5年度も、家庭、地域、学校が連携を図りながら、
「未来からの贈り物」である目の前の子ども
 たちの健やかなる成長へ向け、お力添えをよろしくお願いいたします。

      令和5年4月24日
                           岡山市立旭竜小学校 校長  友田 雅人