令和4年度 旭竜 日 記 (きょくりゅう にっき)

★11月11日(金) 「避難訓練」は 『命』の勉強! そして 『思いやりの心』の勉強!
 

 今日も、秋晴れ! 澄み切った青空に包まれ、気持ちよい一日でした。
 そんな爽やかさとは、真反対かも知れませんが、業間休みには、ある「訓練」を行いました。
 そう…
「避難訓練」です!

 「避難訓練」は、教室から指導中の先生が素早く誘導し、安全な場所へ移動、というイメージがあるかも知れませんが、お察しの通り、災害はいつやってくるか分かりません。
 休み時間は、思い思いの場所にいるわけですから、児童にとって、ややハードルの高い避難訓練です。
 さらに、全校児童が同じ場所に集まるのは、5月2日の「なかよし遠足」以来のこと。
 避難訓練に至っては、
今年度初めての「全校児童大集合」でした。

 
「お・は・し・も」という、避難訓練時の合い言葉をご存知でしょうか?
   ・おさない
   ・はしらない
(校舎内)
   
・しゃべらない
   ・もどらない
(もし、大切なものを持ち出し忘れていても…)
 …という意味があります。

 朝の会の時間に、
「避難訓練で大切なこと」を担当の先生から、テレビ放送で教えてもらった子どもたちですが、いざ本番を迎えると、決して合格点を与えられない姿も見られました。
 
 ・火災発生の校内放送をだまって聞けていない子
  ・遊具遊びをすぐにやめられない子
  ・整列時に、緊迫感をもてないでいる子

 これは、当然です! 火災発生の状況をイメージしながら行動する。
 訓練の場では、大人でも難しいことです。
 ましてや、成長過程にある子どもたちですから、教えられたことを即実践とはいきません。
 しかし、「だからこそ、教えないといけない!」…これが、職員共通の合い言葉です!

【校長の話】
  
〇避難訓練は「命の勉強」である。
   私(校長)は、みんなの「①体の動き(行動)」と「②顔の表情」を見ていた。
   この二つを見れば、その人の心の動きが分かるからだ。
  ・今日の「避難訓練」に、100点はあげられない。
  ・命はかけがえのないもので、一度失うと決して戻ってくることはない。あなたの人生だけでなく、まわりの人、家族の夢や希望も奪ってしまう。

  
〇避難訓練は「思いやりの心の勉強」でもある。
   真剣に訓練に取り組むことは、周りの友達や、家族を大切に思う「思いやりの心」が生まれている姿である。
  ・今日、足りなかったことを心に刻み、いざという時に正しく判断できる力に変えよう。

  
〇今日家に帰ったら、お家の人に「避難訓練は、『命の勉強だ』・『思いやりの心の勉強だ』と言われたよ。どうしてかというと…」の説明をしてあげよう!  

  ・・・ぜひ、聞いてあげてくださいね!(迷っていたら、言葉を足してあげてください!)