戻る   令和5年度 旭竜 日 記 (きょくりゅう にっき)                

★令和5年12月5日(火) 岡選手来校!~全日本25連覇!パラリンピック3大会連続出場!~
 
       
 「人権週間」二日目、3校時の「人権集会」へスペシャルゲストとして、シドニー、アテネ、北京大会のパラリンピアンである「岡 紀彦(おか としひこ)選手」にお越しいただきました。

【岡 紀彦 Toshihiko Oka】
 ・2012年まで、全日本25連覇の金字塔!
 ・通算27回のパラ卓球(車いす卓球)、日本チャンピオン!
 ・障がい者初のプロ卓球選手!
 ・パラリンピック、シドニー、アテネ、北京、3大会連続出場!
 ・我が郷土、岡山県出身!


 岡選手の登場を、今か今かと待ち望んでいた子どもたちは、岡選手の姿を見るなり、大きな拍手を送りました!
 岡選手は、卓球との出会い、日本チャンピオンを25年間連覇し続けていた時の気持ち、海外遠征へ出られた時の話など、終始笑顔で、穏やかな口調で、小学生にも分かりやすい言葉で語り掛けてくださいました。

 
「近くの人と話し合ってごらん!」と告げ、時間を取ってくださったのは、バイキング料理の会場で、どのようなお助けがありがたかったかという、ご自身の体験エピソードを基にした、「お助けのありがたさクイズ」でした。
 岡選手は、車いすに乗られていますが、いとも簡単に方向転換し、子どもたちの発表の場に近づいて、ていねいに聞き取ってくださいます…。
 子どもたちは、一生懸命頭を働かせて考え、答えていました。

 このお話で、岡選手が伝えてくださったのは、
困っている人に出会ったら、思い込みで接するのではなく「相手の声(気持ち)を聴いてあげてほしい」ということでした。
 
このことは、「人権の尊重」という視点と合致しており、「相手の立場に立って…」という価値の大切さ、「ちがい」を感じた後の心の動かし方について、深く考える機会となりました。

 その後の
卓球教室(大会)では、「代表児童」が岡選手からポイントをもぎ取る一幕もありました。締めくくりは、先生代表「用務員の柏(かしわ)先生」との真剣対決! …盛り上がりましたぁ!
 楽しい交流行事はあっという間に過ぎ去り、6年生の代表児童が、お礼のあいさつを岡選手に伝え、大きな拍手の下、岡選手は体育館をあとにされました。

 子どもたちは、岡選手との「ちがい」を感じる中で、岡選手の考え方や生き方に共感し、楽しい時間を共有することができました。

 「岡 紀彦選手、お忙しい中、旭竜小学校へお越しくださり、そして『相手の気持ちを受け止めることの大切さ』を教えてくださって、ありがとうございました!」

 お帰りは、自家用車…。自ら車いすから運転席に乗り移り、奥様を助手席に乗せてお帰りになりました。