戻る   令和6年度 旭竜 日 記 (きょくりゅう にっき)                

★令和6年10月11日(金) 「志(こころざし)授業」…夢や生き方を見つめた4・5・6年生!
       
 本日、一般社団法人 岡山立志教育支援プロジェクトから、3名の講師の先生方、そして活動を支える方々数名をお招きし、道徳の授業「志(こころざし)授業」を、4・5・6年生対象に、それぞれの教室で実施していただきました。

 
保護者、地域の皆様方は、『志』という言葉から、何を思い浮かべられるでしょうか?
 夢? 希望? 目標?・・・

 立志教育支援プロジェクトの方々のお話によると、
 
「夢・目標」は、自分の中からわき出る「したいもの(こと)」だそうです。
 言われてみれば、その通りですね。
 野球選手になりたい! テストで100点を取りたい!・・・どちらも「自分(の幸せ)」のことですよね。

 一方、
(こころざし)は、今の時代や今の社会のことを考え、その中で生かされている自分という存在の「生かし方(生き方)」のことだそうです。
 辞書で調べてみると、「ある方向を目指す気持ち。心に思い決めた目的や目標。心のもち方。信念。志操。相手のためを思う気持ち。厚意。」と書かれていました。
 
いずれにしても、人として生まれてきた私たちにとって、崇高な価値概念ですよね。

 
4年生は小原先生(下段画像)5年生は藤本先生(中段画像)6年生は鳥越先生(上段画像)から、それぞれ学びました。
 6年生が教わった
鳥越小百合先生は、何と旭竜小学校第8代校長先生で在られた方なんですよ。私(校長)自身、職場を共にしたことがあり、当時からすばらしい先生で、私に「道徳」という授業を教えてくださった先生でした。

 それぞれの先生方が、授業の導入でおっしゃったのは、
「あなたたちは、それぞれ自分の人生において『人生設計の社長』なのだ!」ということです。
 言われてみればその通り・・・。
 いつも「自分」とは、隣り合わせ。いつも行動は一緒だし、自分がどのように行動するかも自分の考えしだいです。
 もっと言えば、
「『志』のもち方次第で、人生はいかようにでも変えられる。設計できる!」ということなのですね。

 子どもたちは、
 
今の山口県萩市で「松下村塾」を開き、その後の日本を改革する志士たちを育てた吉田松陰先生や、
 
今の岡山県高梁市の備中松山藩を救った山田方谷先生
 
倉敷紡績(クラボウ)の事業を成功させ、日本初の西洋美術館である倉敷の大原美術館を建てた大原孫三郎先生
 さらには、
日本人女性初のオリンピックメダリストになった岡山出身の人見絹江選手の崇高な業績に触れる中で、「自己満足に留まるのではなく、社会の一員として、自分にできることに正面から立ち向かい、強い意志をもって自らの人生を、自分に誇りをもって生き抜いた人々の活躍」に感化され、これからの自分の生き方を考えるきっかけを得ていました。

 
学校で「知識」を得ることも大切。学校で、友だちと一緒に「思いやり、協力、人権」を学ぶことも大切。
 これらに加えて、今日は、
学校で将来の自分の生き方ビジョンを描くという学習機会を得ることができました。
 講師の先生方には、授業の準備を重ね、子どもたちへの働きかけ方を練り込んだ上で、熱弁をふるってくださり、
子どもたちが「よりよく生きる」価値に気付くきっかけを作っていただきました。
 「岡山立志教育支援プロジェクト」の先生方、本当にありがとうございました!😊