* 令和6年度 学校経営計画書 *
岡山市立岡山後楽館高等学校
校 長 矢 吹 玲 子
* 本校のスクールミッション(令和3年 岡山市教育委員会が再定義) *
「自分で創る学校生活」の建学の精神のもと、単位制総合学科の特色と中高一貫教育校の強みを生かし、多様な生徒の個性を大切にしながら、生徒一人一人の自立に向かう成長を支える。
地域や世界とつながり、他者との協働活動を通じて、創造力、論理的思考力、表現力を伸ばし、自他を尊重できる持続可能な社会の創り手を育成する。
* 内外の環境分析 *
【内部環境】
・単位制総合学科の併設型中高一貫教育校。
主体的な教科・科目の選択、少人数授業や学校設定科目の履修。
・「人文・理数」、「国際・文化」、「情報・ビジネス」、
「生活・福祉」、「建築・デザイン」の5系列。
・キャリア教育を柱とした探究型教育の重視。
国際理解教育及び社会貢献活動への積極的な取組。
・ユネスコスクールとしてのESD。
外部機関や大学との連携及び学校運営協議会等の参画による地域協働活動。
・年次団を中心としたきめ細かな指導体制。多様な生徒に対応する教育相談の重視。
・「子どもが輝く学びづくりプロジェクト」を活用した中高協働の授業改善。
ICTを活用した授業研究。
【外部環境】
・岡山市街中心部に位置する全県学区校。自転車・バス・JR等を利用した通学。
・「シティキャンパス構想」として周辺カルチャーゾーン施設や公共機関等を授業に活用。
・岡山市立として唯一の高等学校。中学校を併設した中高一貫教育校。
・「岡山後楽館学校改善プロジェクト会議」が設置され、市教育委員会と学校が協働して
本校教育の充実に当たる。
* 本校のスクールポリシー *
◆グラデュエーション・ポリシー 「育成を目指す資質・能力に関する方針」
自分自身の個性や特長を自覚し、それを一層伸ばすことにより、主体的に社会にかかわり貢献することができる。同時に、異なる考え方や個性を持つ他者と、対話による理解に基づいた共生社会を実現することができる。
◆カリキュラム・ポリシー 「教育課程の編成及び実施に関する方針」
「自主・自律」を教育の理念とし、生徒一人一人が主体的に教科・科目を選択することにより、興味・関心に応じた系統的な学習を行う。将来の進路や職業に向かう意欲や態度を育てるキャリア教育を柱としたカリキュラムを実施する。
また、少人数での対話型授業や、街全体を学びの場とする「シティキャンパス構想」を活用した体験を重視した学習などを通して、自分を取り巻く他者や社会とのかかわりを認識し、自己理解を深め、「自分らしい生き方」としての自らの役割の価値を見いだしていくことを目指す。
◆アドミッション・ポリシー 「入学者の受け入れに関する方針」(求める生徒像)
○自分の得意なことを伸ばそうとする意欲があり、同時に、他者を尊重し思いやりをもって接する生徒。
○地域行事や社会貢献活動、国際交流などに積極的に参加し、多様な価値観を理解し受け入れようとする生徒。
○周囲の雰囲気に流されることなく、しっかりと自分で考えて判断し適切な行動をしようとする生徒。
* 当該年度の学校経営目標・計画 *
(1)指導と評価の一体化による新学習指導要領で求められる資質能力の育成
○ICTを活用した「分かる授業」の実現。個別最適な学びと協働的な学びの実施。
○観点別評価の効果的な実施。指導と評価の一体化による授業改善。
○教科指導における生徒の探究的活動の充実と主体的な学びの姿勢の育成。
(2)自他を尊重する心の育成と社会に貢献する人づくり
○地域を学びの場とした、社会貢献活動、人権教育、平和教育、国際理解教育の推進。
○他者とのコミュニケーションや実際の体験を重視し、生徒が自身の社会的役割を認識できる
教育の推進。
(3)働き方改革の推進と一人一人の生徒に寄り添う生徒指導
○教員のワークライフバランスや心身の健康維持を配慮し、健全な職場環境の維持や
同僚性の高揚。
○生徒に向き合う時間の確保。生徒の主体的な学びを支援する伴走者としての能力を備えた
教師像の追及。