創立以来行っている「後楽館を考える」が今年も行われた。
この行事は、生徒がクラス・学年を越えてグループになって話し合いを行うもので、クラス間・学
年間の交流や他の生徒の意見にふれることを目的としている。今年は、77のグループに分かれて
「差別」について話し合った。
自己紹介の後、「習熟度別クラスで数学の得意なFくんは入試問題を解いているが、数学の苦
手なGさんは基礎問題を解いている」・「妹の私はいつもお手伝いをするように言われるが、お兄
さんはお手伝いをするように言われない」等、カードに書かれた事例を「あっていい違い」と「あっ
てはいけない違い」に分類し、その後「後楽館や家庭、社会が、みんなにとって過ごしやすい場所
であるためにはどういうことが必要か」ということについて話し合った。 実施後生徒からは、「いろ
んな人と意見をだしあうことの大切さを感じた。」「(あっていいか、あってはいけないか)どちらかに
決めるのは難しいこともあると思った」「そこまで深く考えたことがなかったので、周りのことを考え
ようと思った」などの感想があった。
(総学担当教員)